お誘いの伝え方で損している人がやりがちなこと 相手が返事に困ってしまうようではアウト
業務連絡にならないよう気をつけましょう。誘いたい、一緒に出かけたい、来てほしい、という思いが強すぎると早くそれを共有したくて、極めて端的なフレーズになってしまいがちです。
「デートしませんか?」「食事でも行きませんか?」「ぜひ一席設けさせてください」は、プレゼンで言うところの結論です。結論から話すのはいいのですが、それだけだと業務連絡のような無味無臭なメッセージになってしまいます。
どこに行きたいのか。なんでそこに興味を持ったのか。どんな体験が待っているのか。そうした情報を伝えましょう。なぜお誘いしたいのかを添えるのもよいでしょう。相手は誘いに対して、行くか行かないかをいろんな角度から検討することができます。
例えば、同僚をランチに誘う際に、「一緒にランチしませんか?」と言うよりも、「新しくできたレストランのクーポンがあるんだけど、一緒に行ってみない?」と提案することで、より自然な形で誘えるようになるはずです。
直接的な要求は、一方的な押し付けです。ですが、選択肢を提示したり、理由や見どころなど前後のストーリーをきちんと添えたりすれば、それは「提案」になります。お誘いは、関係を築くための第一歩。ぜひ意識してみてください。
普段ほとんど話したことがない。そんな相手と、ぜひランチに出かけてみたい。「お昼の時間、空いてますか?」とまずは予定を確認したくなるかもしれません。目的や背景が分からないままでは、どうしても意図や意味をいろいろ想像してしまいます。関係性が深くない上に情報が少ない中での想像はたいてい、ネガティブな方向に広がってしまいます。
相手のプラスになるお誘いを心がけて
「人気のあの店、ランチなら安いんです」という情報があれば、こちらのお誘いの魅力がすぐ伝わります。近所に新しくできたお店や、共通の知人がおすすめしていたなど、ささやかな発見を盛り込んでみましょう。そうすればもし予定が合わなくても、「気になるので、日を改めて」と次の約束につながることもあるからです。
お昼なんてもっとラフに誘ったらいいじゃないか、と感じる方もいるかもしれません。でも、食事制限をしていたり、アレルギーなどの事情でお店選びに慎重だったりする方もいます。食事はサクッと済ませて午後の準備に使いたい方もいます。お昼休憩は、同じ職場であれば全員が持っている時間ですから、使い方も人それぞれ。自分だけの物差しで判断せず、相手のプラスになるお誘いを心がけましょう。
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