森永乳業の「工場見学」こだわりが詰まった内部 60年代の工場見学実施初期の貴重な写真も

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ちなみに、製造現場での勤務経験をもつ石原さん自身も、数々の改善提案を行ってきた。今まで「ルールだから」と当たり前に行われてきた部分を疑問視し、改善することで歩留まりを大きく向上させた。結果的に多くの工場でも取り入れられ、年間テーマ大賞を受賞した。

オンライン工場見学や出前授業も

森永乳業の今後の課題の1つは、自社の強みでもあるビフィズス菌の魅力や価値をしっかりと伝えていくこと。そして、その手段の1つとして工場見学にも力をいれていきたいと石原さんは話す。

「森永乳業からのメッセージを伝える手段やファンづくりという面でも重要ですが、小学生向けのオンライン工場見学などの機会や出前授業を通して、次世代成長支援にも力を入れていけたらと思っています」(石原さん)。

これから冬に向け、濃厚な味となっていく牛乳。それと同じように、さらに濃くなっていくだろう森永乳業の工場見学にも期待したい。

森永乳業 工場見学
壁のイラストにもこだわった、利根工場の見学通路(写真:森永乳業提供)
【そのほかの写真を見る】ドリンクヨーグルトがつくられる様子。60年代の貴重な工場見学の写真も
丹羽 桃子 工場見学マニア・ライター

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にわ ももこ / Momoko Niwa

岐阜県出身・千葉県在住。食品メーカーにて生産管理やOEM先管理に携わり、現在はフリーライターとして活動。子育てコラムや地域情報、企業HPなどを中心に執筆。学生時代から工場見学が趣味で、訪問回数は500回を超える。工場見学マニアとしても、記事監修や執筆、メディア出演なども行う。台湾高雄に5年間在住経験あり。

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