森永乳業の「工場見学」こだわりが詰まった内部 60年代の工場見学実施初期の貴重な写真も
まずは工場で実際に使われているエアシャワーを通る。体に付いたゴミやほこりをしっかりととる。
そして直線80mの製造工程見学ラインの中へと入る。ここではカップタイプのヨーグルトや、冒頭で触れたドリンクヨーグルトの充填から、包装、箱詰めまで見学することができる。
くるくる回るドリンクヨーグルト
工場見学に行った日は、残念ながらカップタイプのヨーグルトの充填工程はメンテナンス中だったが、ドリンクヨーグルトの製造の様子を見ることができた。
ラインに流れてくるドリンクヨーグルトは、既定の重さに満たないと、ラインからはじかれる。ラインからはじかれた製品はくるくると回っている。
包装前のドリンクヨーグルトがコンベア上に一列で並んでいる様子は、子どもの運動会を見守っているような気持ちになる。ちなみに後工程がつまったり、何かトラブルが起きると、ここで大渋滞が発生することもある(筆者はまだ見たことはない)。
工場見学が終わると、最後はおまちかねの試飲タイム。時期によって異なるが、この日はドリンクヨーグルトを1本もらった。さらに製造工程の説明や、レシピなどが掲載されているノートと、ナップサックの嬉しいお土産付きだ。
ちなみに、同じく工場見学を実施している神戸工場(兵庫県)では、数多くの牛の模型があり、牧場にいるような気分が味わえる。
遊び心があり、楽しく学べる森永乳業の工場見学だが、その歴史は長い。1937年に操業を開始し、1969年に増築リニューアルした京都工場(現在は閉鎖)は、このタイミングで全面ガラス張りのオープン式工場へと姿を変えた。
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