「光る君へ」ドラマ館、京都市内に開館しないナゼ 最終回まで2カ月「今めぐっておきたい」ゆかりの地
摂社の唐崎神社は、朝廷のお祓い場所(七瀬の祓い)として有名な場所で、道長もお祓いを受けてから比叡山を訪れたと伝わっている。
さらに足を延ばせば(ケーブルカーに乗って)、彰子ゆかりの比叡山延暦寺が。筆者は今回の旅ではここまではたどりつけず。海のように雄大な琵琶湖にも立ち寄りたかった。
これまた余談だが、日吉大社のそばには明智光秀ゆかりの西教寺がある。
大津は『麒麟がくる』(2020年)、『光る君へ』(2024年)と、近い時期に大河ドラマツーリズムの対象になっていたのだ。
ただ、『麒麟がくる』のときはコロナ禍だったので、大津市観光振興課は集客が望めず無念を味わったようだ。だからこそ、『光る君へ』では観光客数を増やそうと力が入っているように見える。
京都はホテルの価格が高騰…狙い目は大津
11月は坂本でライトアップが行われる。石山寺も11月15日からは「あたら夜もみじ」という名称でライトアップされる。
それに合わせて、お得な石山寺・ドラマ館、三井寺、坂本を結ぶ京阪石坂線の周遊セットが用意されている。
石山寺入山券(600円)、ドラマ館入館券(600円)、三井寺特別参観券(文化財収蔵庫入館券付き)(800円)、京阪石坂線1日フリーチケット(非売品)がセットで1200円になる。朝から石山寺→三井寺→坂本ライトアップ→市内で宿泊というプランもよさそうだ。
近年、京都のホテルが高価なうえ宿が取れない状況なので、滋賀での宿泊を考える人も増えている。京都からかなり近い大津近隣宿泊で、滋賀、京都の大河ツーリズムを楽しむのもありだ。
今回、観光して思ったのは、秋月祭は従来、これほど猛暑ではなかっただろうということ。気候変動によって日本の四季が昔とはずいぶん変わってきているからこそ、まだ日本に四季が残っているうちに『源氏物語』の痕跡を味わっておくべきかもしれない。
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