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ライフ #NON STYLE石田明『答え合わせ』

ノンスタ石田が考える「面白い漫才」の"絶対条件" 笑い飯、ヨネダ2000に共通する「ベタ」のセンス

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  • 石田 明 お笑いコンビ「NON STYLE」のボケ、ネタ作り担当
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共闘型だと、どうしても「ツッコミを見せるためにボケさせる」という方向に行ってしまい、「ボケが弱い」「ボケ自体が面白くない」というネタになりがちです。

実際に、僕が教えているNSC生、特にツッコミ側がネタを書いている子たちには、「ツッコミのためのネタにならへんように」とアドバイスすることが多いです。

いきなりわかりづらいボケを入れて、ツッコミに説明させる。もちろん、それでドカンとウケればいいんですが、「爆発」といえるほどウケないケースをよく見かけます。

ボケ単体でお客さんが笑えず、ツッコミを待つようになってしまい、笑いのポイントが半減してしまっているわけです。僕からすると、もっとベタをうまく利用したらいいのになと思ってしまいます。

ベタなボケとツッコミで笑いを

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変に小難しいことをせずに、ベタなボケとツッコミで笑いを積み上げて、ポイントポイントで少しわかりづらいボケと説明ツッコミを入れたら、もっとウケるでしょう。

このやり方なら賞レースでももっと評価されるはずです。

思えば、かつての銀シャリも、それに近いものがありました。ツッコミの橋本(直)の突破力が強いから、ボケがツッコミの単なる前振り、いわば「ツッコミが面白いことを言うためだけのティーバッティング」みたいになりがちやったんです。

でも銀シャリは、どこかのタイミングで、ボケの鰻(和弘)の面白さとか橋本に噛みつく感じを、もっと出したほうがウケるって気づいたんやと思います。2016年にM-1チャンピオンになれたのは、その気づきの結果でしょう。

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