「サプリ大好き日本人」が知らない意外な真実 飲むだけ損するサプリを見分ける方法とは

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やはり良いものはそれなりのコストをかけないとできません。大量生産を行い、生産工程を効率化すれば、確かにサプリメントの価格は下がりますが、そこには当然限度があります。
サプリメントの製造コストには「原材料の価格」が大きな割合を占めますから、大量生産によるコスト削減の効果はある程度のところで頭打ちになってしまうのです。
それを超えて、安いサプリメントを作ろうとすれば、原料の安いものを選ぶ、外注コストを下げるなど、品質に影響が及ぶところでもコストダウンを行わなければなりません。(81〜82ページより)

そのため、あまりにも安価なサプリメントは避けるべきなのだ。スペック(仕様)に書かれていない“背後”の部分に、価格を下げるための手抜きが隠れている可能性があると考えるのが合理的だからだ。

正しく選んで、正しく使う

医療の発達もあり、いまや100歳まで生きることも珍しくない時代である。そうなると必然的に健康への関心も高まっていくだけに、基本的には喜ぶべきことなのだろう。

そんななか、健康に過ごすための便利なツールとして活躍してくれるのがサプリメントだ。しかしその効能を活かすためには、「正しく選んで、正しく使う」ことが大前提となる。だからこそ正確な知識を身につけ、より健康で快適な日常を実現したいものだ。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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