「サプリ大好き日本人」が知らない意外な真実 飲むだけ損するサプリを見分ける方法とは
たとえば1万円のサプリメントだったとすれば、6000円がテレビ局、その残り4000円の半分の2000円が企画会社の取り分になる。メーカーの取り分は残り2000円になるということなので、原価にいくらかけられるのかについては大きな疑問が残る。
サプリメントは大量製造による費用圧縮が難しい
これがサプリメントではなく健康器具などであったとしたら、商品数が出れば出るほど安く提供できることになる。したがって、テレビ通販を通じての大規模販売をするメリットはあるだろう。しかし、サプリメントは話が別だ。
機械や道具は開発費がコストの大きな部分を占めるので、たくさん製造するほど安くなる。ところがサプリメントは原材料にかかる費用が大きいため、大量に製造しても機械のような大幅な費用圧縮が難しいのである。
もちろん、そんなメーカーばかりではないだろうとは著者も認めている。「うちは赤字覚悟で1万円のサプリメントに6000円の原料を使っている」という志あるメーカーも存在するかもしれない。しかし、そういったメーカーはむしろ少数ではないかという。



















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