「サプリ大好き日本人」が知らない意外な真実 飲むだけ損するサプリを見分ける方法とは

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いずれにしても、そういったことを総合的に考えれば、テレビや雑誌などで派手に大規模広告を打っているサプリメントはおすすめできないというのだ。

サプリメント選びの大事なポイント

ともあれ、ここまで信頼性に欠けるとなると、選択の基準がわからなくなってくる。はたしてサプリメントを選ぶにあたっては、なにを意識すればいいのだろうか。

サプリメントを選ぶ際に「土台」となるポイントがあります。一つは配合されている成分自体が意味のあるものであるかどうか。きちんとした科学的根拠(エビデンス)があるかどうか。そうではないもの、「どこぞの秘薬」のようなものは論外です。
もう一つはサプリメントの設計や製造がしっかりしているかどうか。良い成分が含まれているとしても、添加物が99%で有効成分はほんのちょっぴり……というのでは話になりません。(78ページより)

サプリメントは健康のために飲むものなのだから、製造にあたっては中身の配合や量、原材料の選定はもちろん、安全であることが最優先されなければならない。

しかし先述のとおり、サプリメントはあくまで“食品”なのである。医薬品とは違い、原料選びや工場設備、製造工程、チェック体制など、安全性や品質維持の体制が不十分なものもあるのが現実だという。その結果、“本当にこだわって作られたものもあれば、粗悪品もある”という「玉石混淆状態」になってしまっているということ。

だからこそ私たちは、それを見抜く「目」を持たなければいけないわけだ。もちろん品質を見分けるために役立つ基準はひとつではないだろうが、とくに重要なポイントは「価格」だという。

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