お見合いの服装にしても、カジュアルな服を着ていってしまいます。自分で選んだものに注文を付けられることをひどく嫌がり、自分を見直すことがないのです。
婚活で人気のあるパステルカラーのワンピースをおすすめすると、「なぜいつもの服ではダメなんですか。私は自分がいいと思った服を着たいです」と拒否します。
待ち合わせの場所での謎なこだわり
お見合いの待ち合わせ場所では、相手が目の前にいても絶対に自分からは声をかけません。「待っている男性に気づいたら、声をかけてくださいね」とアドバイスしても、「男性から声をかけるべきでしょう。なぜ女の私から声をかけなければならないんですか」と反論する。プライドが高いのです。
少々気難しいところがある美咲さんですが、結婚願望は人一倍強い。周りの友人は結婚しているし、妹も結婚している。結婚している同世代と比べて劣等感を持っているようです。
また、職場で子育て中の同僚が早く帰り、そのしわ寄せを独身の自分が受けることにも不満で、「独身は割が合わない」とも言います。 そんなとき、書店でたまたま私の著書を見かけたのでパラパラ眺めて、「これくらいなら私も結婚できそうだな」と思ったそうです。終始「私は東大卒の優秀な医師。選ぶ立場であって、選ばれる立場ではない」という態度。
20代から「先生、先生」と言われ続けてきたことも影響しているのでしょうか。 カウンセリングでは、「あの男性は頭が良くないです。話す内容がくだらない」「こっちの男性は要領が悪いから年収が低いんだと思います」などと相手を見下してばかり。
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