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スタートアップは「マイルドなカルト集団」なのか 「チャーチ・セクト論」で分析した"驚きの結論"

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  • 入山 章栄 早稲田大学ビジネススクール教授
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「チャーチ・セクト論」というのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した世界的社会学者マックス・ウェーバーなどの研究に端を発し、その後、アメリカのラインホルド・ニーバーなどの神学者や宗教社会学者によって確立されてきた宗教団体の分類法のこと。

彼らの論では、宗教団体は次の4つに分類される。

「チャーチ・セクト論」では、宗教団体は4つに分類

【①チャーチ】
「国教」になるなど、世間に広く正当化された特権を持つ宗教団体のこと。その社会で十分な正当性を持つ宗教として確立している。イタリアやフランスにおけるカトリックが代表例。

【②セクト】
チャーチと袂を分かち、分派した団体。宗教改革のときにカトリックと決裂したプロテスタントは、当初はセクトあるいは「カルト」と認識されていたはずだ。

【③デノミネーション】
セクトの中でも、次第に社会で認知され、一定の正当性を得た団体。たとえばカトリック色の強いフランスでも、国民の1%はプロテスタントであり、「ユグノー」と呼ばれる。現代フランスではユグノーに対するカトリックの敵対心も薄れ、社会的に認知されているので、ユグノーはデノミネーションに該当するといえる。

【④カルト】
セクトの中でも、特に教義の内容が純化・先鋭化し、結果として時に反社会的と受け止められ、社会から正当性を得られにくい宗教団体。
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