周囲より6年遅れて「中央大合格」就活で得た学び 就活はESで9割落ちて、人事から辛辣な言葉も

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内定をもらった会社の面接では、「私はこの経歴ですが、人よりつらい思いをした分、人の痛みがわかりますし、会社のサービスにも活かしたい」と熱意を伝えたところ、当時の面接官が真剣に話を聞いてくれたそうです。

「6年遅れでの就活は不安でしたし、実際に書類で通らなくて大変な思いもしましたが、自分をちゃんと見てくれている会社もあるのだと思いました」

濱井正吾 浪人 中央大学
ニュージーランドの鉄道会社に直接交渉して、車両見学をさせてもらったロクさん(写真:ロクさん提供)

29歳で就職した大手鉄道会社では、23歳と同じ基本給で働いたものの、10年働いて主任に昇進。コロナ禍による業績不振をきっかけに大手通信会社に転職しました。その後、42歳でIT企業に再び転職し、現在はマーケティングマネージャーとして働いています。また、現在はその波乱万丈の浪人生活や就活の経験を、自身のnoteでも、発信しています。

「多浪したら人生終了」は真に受けないほうがいい

「浪人すると生涯年収が減ると言われますが、自分次第でどうにでもなります。就職したら多浪は関係ありません。実際、年齢でボーダーを引いている会社もあるかもしれませんが、全然気にしなくて大丈夫です。

私もこれまで採用を担当したことがありますし、本当に採りたいなと思った人がいれば、年齢は気にせず採りますから。ネットに書かれているような『多浪したら就職できない』とか、『多浪したら人生終了』とか、そういった書き込みは真に受けないことです。一度社会に出たらいろんな経歴の人がいることに気づくと思います」

多浪を経験したことが逆に、「何でも積極的に挑戦する」姿勢につながったと語るロクさんの人生からはまさに、マイナスの状況も自分次第でプラスに変えられるのだということを教えてもらいました。

ロクさんの浪人生活の教訓:多浪しても大手企業に就職できるし、就職してからは自分次第
濱井 正吾 教育系ライター

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はまい しょうご / Shogo Hamai

兵庫県出身、1990年11月11日生まれ。「9浪はまい」のニックネームでTwitterやYoutube、テレビ出演などを行っている。大阪産業大学経済学部経済学科に入学後、龍谷大学経済学部現代経済学科に編入学し、卒業。 高校時代にいじめを受けたことから、いじめっ子を社会的に偉くなって見返したいと思い、在学中から仮面浪人として受験勉強を4年間続ける。大学卒業後、証券会社に契約社員として就職したが10日で自主退職、同月中に配置薬会社に再就職。昼は会社、夜は予備校という生活に。同社退職後は受験勉強に専念し、9浪で早稲田大学に一般受験で合格し、2018年に教育学部国語国文学科入学、2022年卒業。現在はカルペ・ディエム所属。

Facebook: https://www.facebook.com/shogo.hamai/
 

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