内定をもらった会社の面接では、「私はこの経歴ですが、人よりつらい思いをした分、人の痛みがわかりますし、会社のサービスにも活かしたい」と熱意を伝えたところ、当時の面接官が真剣に話を聞いてくれたそうです。
「6年遅れでの就活は不安でしたし、実際に書類で通らなくて大変な思いもしましたが、自分をちゃんと見てくれている会社もあるのだと思いました」
29歳で就職した大手鉄道会社では、23歳と同じ基本給で働いたものの、10年働いて主任に昇進。コロナ禍による業績不振をきっかけに大手通信会社に転職しました。その後、42歳でIT企業に再び転職し、現在はマーケティングマネージャーとして働いています。また、現在はその波乱万丈の浪人生活や就活の経験を、自身のnoteでも、発信しています。
「多浪したら人生終了」は真に受けないほうがいい
「浪人すると生涯年収が減ると言われますが、自分次第でどうにでもなります。就職したら多浪は関係ありません。実際、年齢でボーダーを引いている会社もあるかもしれませんが、全然気にしなくて大丈夫です。
私もこれまで採用を担当したことがありますし、本当に採りたいなと思った人がいれば、年齢は気にせず採りますから。ネットに書かれているような『多浪したら就職できない』とか、『多浪したら人生終了』とか、そういった書き込みは真に受けないことです。一度社会に出たらいろんな経歴の人がいることに気づくと思います」
多浪を経験したことが逆に、「何でも積極的に挑戦する」姿勢につながったと語るロクさんの人生からはまさに、マイナスの状況も自分次第でプラスに変えられるのだということを教えてもらいました。
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