「説明がヘタな人」「うまい人」の決定的な違い 「論理的に話せば伝わる」というわけではない
では、次の説明ではどうでしょう?
・テーマ:営業
・お客さまに新製品の特徴を説明する
さあ、Bで説明した機能のうち、いくつ印象に残っているでしょうか?
たくさん伝えすぎると、たとえそれが良いポイントであったとしても、メリットに聞こえなくなってしまいます。こうして比較してみると、情報が多いことが必ずしもプラスに作用するとは限らないことが分かっていただけると思います。
削る作業は説明スキルの核なのです。勇気を持って削りましょう!
自分自身が説明の内容を理解しているか?
「その説明で一番重要なことって、何?」
このように質問されて、即答できる人は多くありません。自分の中ではどれも重要なので、「うーん、一番を選ぶのは難しいなぁ……」と悩んでしまうのです。
説明をしている本人ですら何が一番重要なのか分からない話は、聞いている人にとっては余計に頭の中で整理が追いつきません。
結果として、説明が終わったときには、一番大切な情報すら伝わっていないということにもなりかねないのです。
最重要ポイントを整理することは、伝える側にも大きなメリットがあります。
伝えたい核の部分を明確にして優先順位を整理することで、削る作業ができるようになります。結果として、重要な論点やタスクが明確になり、その後の議論や行動にブレもなくなります。
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