集中力を上げるために必要な「たった5分」の習慣 人間の脳は「動かないと集中できない」しくみに

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在宅勤務で歩く距離が激減している人も、認知機能が低下しがちです。歩くことは単なる動作ではなく、新たな刺激を得ることです。そしてその刺激は、脳の成長をうながします。

歩けば歩くほど、脳は活性化されていきます。ということは、歩かなければ歩かないほど、脳の健やかさが失われていくわけです。

運動不足だと、筋肉だけでなく集中力も衰えてしまいます。いま、集中力が上がらないのは、「普段、歩いていないこと」が原因かもしれません。

スマホの見過ぎも、脳の使い方の偏りに影響します。「遠くを見ない」「人との接点を持たない」「覚えない」「話さない」「運動しない」ため、脳全体の成長バランスが悪くなります。

このように、これまでの小さな積み重ねや生活習慣が「いまの自分の脳の働き」に影響を及ぼしています。

脳のしくみを壊す生活を続けていると、脳は正常に作動しません。「集中したいときに集中できる脳」を手に入れるには、生活習慣を見直すことが大切です。「規則正しい生活周期に戻し、暴飲暴食はせず、適度な運動をする」ように心がけると、脳の機能やパフォーマンスは向上してきます。

「脳のリズム」に合わせた時間の使い方を

集中力の高い人は、「つい、タバコを吸ってしまう」「つい、スマホを見てしまう」など、「つい、◯◯◯して時間をムダにする」ことがありません。その理由は、「◯◯◯する時間をつくらない」(スマホを見る時間をつくらない/スマホの電波の圏外で仕事をする)ことを意識しているからです。

時間の使い方が上手な人は、一般的に集中力が高い傾向にあります。多くのタスク(やるべき仕事・作業)があったとしても、自分が定めた時間内に終わるよう、集中力を保つことができます。

「この時間帯にはこれをして、この時間帯にはこれをする」など、時間を自分でコントロールするのが上手です。

みなさんは、「なんとなく1日が終わってしまった」「今日、何をしていたんだろう……」「やる予定だったことが、ぜんぜんできなかった」といった、ムダな時間を過ごしていませんか。
 時間は有限で、過ぎ去った時間は2度と取り戻すことができません。お金を積んでも時間を買うことはできません。それなのに大切な時間を浪費しているのは、「脳の働きに合わせた時間の使い方」をしていないからです。

「どのように時間を使うか」「どの時間に何をするか」によって、集中力は変わります。

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