「年180日ホテル暮らし」彼が選んだ心地いい生活 ウェブエンジニアの彼の「仕事と趣味の両立」

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コロナ禍が一段落し、2024年からは海外旅行を再開したジョーさん。国内外を旅しながら、フリーランスのウェブエンジニアとして仕事を続けている。

ホテル暮らし ジョー
このボストンバッグ1つで、ジョーさんは国内外を旅している(写真:ジョーさん提供)

「この仕事をしているのは、自分の自由がほしいからです。正社員だと仕事をベースに生活を組み立てなければなりませんが、フリーランスなら旅をベースにできます。といっても、趣味はホテルなので、日中仕事をする時間はたくさんある。その時間をうまく活用するために、いまの働き方を選んでいます」

ホテル満喫しながら、リモートで週5勤務

現在は、エージェント経由で企業と月160時間勤務の契約を交わし、リモートで週5日働いている。休みは土日の週2日。160時間を超えそうなときは、残業が発生しないように月末に数日連続で休みを取る。

特にサービスの充実したホテルに泊まるときは、ホテルを満喫するためだけに平日に休みを取ることもあるという。

「月の契約時間が決まっていますから、自分の裁量で調整しやすいのがメリットです。このような働き方を仕事先にも受け入れてもらえているおかげで、ホテル巡りもできています」

ザ・リッツ・カールトン日光 ジョー
ザ・リッツ・カールトン日光の客室(写真:ジョーさん提供)

ただし、この働き方が可能なのは「仕事先との信頼関係あってこそ」とジョーさんは力を込める。契約のスタート時は、仕事先に安心してもらえるように普段以上に頑張るし、気を遣う。信頼関係ができてからも、約束は守る、連絡はこまめにする、言葉の使い方に気をつけるなどして、仕事先から「完全リモートでも問題なく仕事できる人」と思ってもらえるよう心がけているという。どれも仕事をするうえでのごく基本的な振る舞いだが、長年リモートワークと趣味を両立させてきたジョーさんだから説得力がある。

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