「健康書2000冊」が導き出した"健康長寿"の結論 医学研究の最前線に躍り出た「注目の臓器」とは
腸が健康なら、全身も健康になります。腸が不健康なら、全身も不健康になります。全ては腸から始まります。これが、膨大な健康書と世界中の論文を読み漁ってきた私たちの答えです。
何より、腸にいい食事をとることは、とてもお得です! 腸が健康になれば、たくさんの健康効果を一気に得られるからです。
たとえば、「やせる」「美肌になる」「免疫力アップ」「病気になりにくくなる」、さらには「老化を防止する」などの素晴らしい健康効果があります。
また、それだけではありません。腸によい食事によって、腸そのものが健康になるだけでなく、肝臓も腎臓も脳も血管も、そのほかの臓器も健康になっていきます。腸によい食事は、まさに健康の万能薬なのです。
「食事を考えるのが大変な日」「家に帰ったらぐったりで時間がないという日」は、ほんの少しでいいので「腸によい食事」を意識してみる。それだけでも、十分に満点ですし、しっかりと腸によい食事をとれたら200点、というくらい腸は健康のカギを握っています。
世界中の研究者が注目する「腸内細菌」のすごい力
近年、腸は医学研究の最前線に躍り出た臓器として注目を集めています。次々と明らかになる新たな発見によって、腸の重要性が広く認識されるようになり、腸の健康を取り上げた書籍も数多く出版されるようになりました。
・肥満、糖尿病、動脈硬化など生活習慣病のリスクを下げる
・体内の炎症、アレルギー反応を抑制する
・血糖値の上昇を抑える
・精神を安定させる
・健康寿命を延ばす
驚くべきことに、腸が元気になると、これらの健康効果を全て得られます。こうした腸の多彩な機能は、一体どこから生まれるのでしょうか?
そのカギを握るのが、「腸内細菌」です。
私たちの腸内には、およそ1000種類、100兆個もの細菌が生息しています。この総体を「腸内細菌叢」と言います。腸内細菌は菌種ごとに塊になって腸壁に付着し、まるで品種ごとに区切られたお花畑のように見えることから、腸内細菌叢は「腸内フローラ」とも呼ばれます。
この腸内フローラのバランスが崩れると、免疫機能の低下、消化不良、肥満、アレルギーなど、さまざまな健康問題につながります。逆に、バランスの取れた腸内フローラは、健康的な体を維持するために欠かせません。
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