日本人が飼い猫につけたがる「あの名前」 気づけば「たま」が激減していた!
取材班が「猫の名前といえば?」という街頭インタビューをしてみたところ、なんと8割以上の人が「たま」と回答。日本人には、「猫=たま」という印象が強い。
サザエさんの「たま」のルーツも、もともとは江戸時代、招き猫発祥の寺、世田谷区豪徳寺にあるという。豪徳寺は通称「猫寺」と呼ばれ大小、さまざまな白い招き猫が2000体以上もあり、全国の猫愛好家が集まる場所。この招き猫のモデルが、江戸時代にこのお寺で飼われていた猫であり、その名前が「たま」だったというのだ。
しかし、ペット猫で人気の名前ランキングでみると最新ベスト10の中に「たま」という名前はないどころか、実はここ8年間、「たま」は10位にすら入っていない。多くの人が、「猫=たま」という印象があるにもかかわらずだ。
猫はある存在になったのだ!
深まる謎、取材班は、過去9年間のランキングを徹底検証してみた。すると、ある不思議な現象を発見することができた。最新の3年間を見てみよう。
人の子どもにつけるような名前が多い事がわかる。実際に人の名前と比べると……。
たとえば、リンちゃん、猫のランキングは4位。人のランキングは3位
などなど、猫と人で名前に差がなくなってきている。
今や猫は単なるペットではなく、家族の一員であり、人生を送るパートナーになった。ペットの象徴だった「たま」という名は、飼い主にとってわが子のような存在となった今、そぐわなくなってしまったと考えられる。それに外国種の猫が増えたのも要因にありそうだ。いかにも和風な名前の「たま」は外国猫にはそぐわない。
TBSテレビの『ナゾ解きマイネーム』取材班によると、日本人が子どもにつける名前も時代の変遷があり、現在30~50代の男性に多いのは「誠」だが、最近多いのは、「大翔」「翔太」など「翔」の名前がつく男の子だ。
名前は時代を映す鏡。猫をめぐるさまざまな出来事で、人気の名前もまた変わっていくだろう。「たま」の復権は難しいかもしれないものの、「モモ」の隆盛もいつまでも続かないはずだ。
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