文部科学省が岩手、静岡、長野、山梨、岐阜、富山の放射線航空機測定の結果を発表、岩手南部で高い放射能
文部科学省は、11月11日、新たに岩手県、静岡県、長野県、山梨県、岐阜県、富山県の放射線航空機測定の結果を発表した。これにより、福島ほか18都県全域の航空機測定の結果が明らかになった。
今回発表されたデータでは、地上での調査で高い濃度の放射能汚染が分かってる岩手県南部地域の藤沢町、一関市、陸前高田市、平泉町と、奥州市南部、大船渡市西部で、比較的高い濃度の放射性セシウムの土壌への沈着とそれによる高い空間放射線量が計測されている。
長野、山梨、静岡、富山、岐阜の中部地方各県では、高い濃度の放射性セシウムの沈着は計測されていない。
今回の発表では、セシウムの沈着量について、自然にもともとある放射性物質による放射線の影響をより精密に補正した計算結果を発表している。補正前の発表に比べると新潟県などでセシウム沈着量が少ない結果となっている。
文部科学省による航空機測定は、青森、愛知、石川、福井の各県でも実施されており、結果が公表される予定だ。
(出所:文部科学省 写真:東京電力)
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