夏休みの悩み「自由研究」東大生は何を調べてた? 現役東大生が小さいころに選んだテーマを解説

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

①から⑨までの受け皿それぞれにメダルが入る確率をグラフに表すと、以下の以下のようになります。

確率のグラフ

このグラフのような、真ん中が一番高い数値で、その数値を軸に左右対称になっているものを一般に「二項分布」と言います。この二項分布は高校数学の数学Ⅱ・Bで学ぶ範囲であるため、複数の単元の学びが複合しています。

探究心はさまざまな学びにつながる

冒頭でも述べたとおり、自由研究はあくまで自分の興味のあるものを深掘りする機会であり、必ずしも勉強につなげなければいけないというわけではありません。当時の僕も、自分が好きでやっているメダルゲームについてもっと知りたい、という好奇心からこの研究を行ったのです。

しかし、このような探究心は、さまざまな学びにつながります。そしてさらに言えば、机に向かって、教科書とノートを使って学んでいるよりも、実際に自分自身で法則を見つけたり、公式を実験して確かめたりしたほうが格段に身につき、忘れにくくなります。

自由研究をやっかいなものととらえず、自分の興味を勉強につなげるチャンスだと思えれば、学問に対する新たな扉が開くかもしれません。

永田 耕作 現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ながた こうさく / Kosaku Nagata

現役東大生。2001年生まれ。 公立高校から学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属し、部活動と勉強を並行し 「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムの教育事業部に所属し、全国の学校や自治体で講演会を実施しながら、まとめた知見を記事や書籍など紹介している。https://twitter.com/NagataKosaku08

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事