婚活での嫌な思いをどんどん沈殿させていけば、心身が疲弊して、新しいお見合いをするのが憂うつになってくる。
交際終了になった時点で、嫌な思いはそこに置いてくる。“過去のこと”と断ち切って、新しい出会いに向かうようにすると、婚活疲れを起こしにくくなる。
また、仲人として現場に関わっていると、婚活疲れを起こすのは、男性よりも女性のほうが圧倒的に多い気がする。男性が婚活をやめるときというのは、“婚活に疲れた”というよりも、結婚をあきらめた、結婚することに魅力を感じなくなったときではないか。
女性に婚活疲れが多い理由
では、なぜ男性よりも女性が婚活疲れを起こしやすいのか。それは、結婚に対する考え方が男女では違うからだろう。
女性は、お見合いから交際に入り、結婚に向かう過程で気持ちや感情を大切にする。自分を理解してくれた人、自分が好きになった人と結婚をしたいと思っているので、デートをしながらも常に、“自分は本当にこの人が好きか”“この人と結婚できるか”と、自分の気持ちを確かめながら、前に進もうとする。
なので、嫌な感情を相手から受けると、それをいつまでも忘れることができない。
また、誰とでもいいから結婚したいわけではなく、自分が好きになった相手と結婚をしたいと思っているから、そうした相手が現れないと、だんだんと婚活に疲れていく。
対して、男性は、結婚という形を手に入れるにはどうしたらいいか、結果にこだわった活動をする人が多い。
婚活サイトに登録した当初は、きれいな女性にばかり目がいき、そこに手当たり次第お申し込みをかけるのだが、総スカンをくらうと、自分が受けてもらえそうな相手へと、条件をどんどん広げてシフトしていく。
そうして、お見合いを繰り返し、最終的には、結婚という目的を達成するために、自分と結婚をしてくれる女性を選ぶ傾向にある。
“婚活疲れた”と感じたときには、過去の嫌な感情を一旦切り捨てることを考えてみてほしい。疲れたと感じたときは、一旦婚活を休むことも大切なのだが、出会わなければ結婚はないので、負の感情をうまく切り捨てる術を身につけるといいのではないか。
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