「申込は7日で100人」なのに彼女が成婚できない訳 「1つひとつがトラウマ」と話すその理由とは?

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次に会ったのは、メーカーで営業職に就くとしお(35歳、仮名)だった。

「前回のみのるさんとは、正反対のタイプで本当によくしゃべる方でした。明るい方だったので、まずはお付き合いをしてみようと思います」

こうして、交際がスタートしたのだが、2度ほどお会いして、あつこは、“交際終了”を出してきた。

「悪い方ではないはわかります。ただ、とにかくおしゃべりなんです。こちらに質問もしてきて私が2、3言を答えると、この答えを取って『はいはい、僕にもこんな経験がありますよ』と、自分のことを話し出す。デートをしていると8割がた、あちらが喋っているんです。喋らない方も疲れましたが、しゃべりすぎる方も疲れますね」

クリエーターの彼とはどうか?

3番目に会ったのは、マスコミ系クリエーターのたくま(32歳、仮名)だった。

「交際希望でお願いします。今までお見合いした中では、一番良かった。私の話も聞いてくれるし、自分のこともお話ししてくれる。とてもコミュ力が高くて、お見合いも楽しかったです。婚活をスタートして、初めて積極的に“おつきあいしたい”と思う方に出会いました」

たくまからも交際希望が来て、あつこは、ウキウキ気分で交際をスタートさせた。ところが、2度ほど会って“交際終了”を出してきた。その理由がこうだった。

「やたらと私に触れてこようとするんです。並んで歩いていても、腕と腕をくっつけようとする。この間はデートのときに、『きれいな髪だね』って髪の毛をすーって撫でてきた。あと、上りのエスカレーターで私が前に乗ったときに、『足が細いんだね』って足を触ってきました。ゾ〜ッとしました」

こうして、婚活スタートから2カ月。3人の男性とのお見合いは、うまくいかずに終了した。

「新しいお見合いを、どんどんしてくださいね」

筆者が言うと、あつこはこう返した。

「なんだか疲れてしまいました。まったく喋らないみのるさん。おしゃべりがすぎるとしおさん。そしてやっとまともに話せるたくまさんにお会いしたかと思ったら、体を触ってくる。もうヘンな人ばっかりで、1つひとつがトラウマになっています」

たった3人しかお会いしていないのに、もう「婚活疲れを起こした」と言う。

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