井上さんは現在34歳ということですから、一般的にはすでにお持ちの経験や能力を生かして仕事を探すべきです。
いただいたご質問を拝見するに、井上さんはそれなりの経験を積んできた方です。リーマンショックで解雇されたとはいえ、その後、8カ月という短期間で仕事を見つけられているわけですし、現在の職場で6年間継続され、なおかつ製造業における経験をトータルで9年間もされているわけですよね。
あの当時、解雇された人の中には、製造業・サービス業問わず、もっと長期にわたって再就職先が見つからない、という状態の方が非常に多かったので、8カ月という期間はむしろ立派だと思います。
何がストレスなのかを考えよう
そうした中、次の仕事をどうするかということですが、まずお考えいただきたいのはどんな仕事をするか以前に、何が原因で現在ストレスを感じているのか、ということではないでしょうか。
仕事におけるストレス、そしてご家族と離れていることに対するストレスと書かれていますが、後者はすでに解決の方向に向かっておられる中、仕事におけるストレスの原因を探らないことには、井上さんにとっての理想に近い仕事を見つけることは困難でしょう。
得意とご自身でいう中国語を業務で使えないことに対して、非常に不満と書かれていますので、そのことも原因のひとつなのかもしれません。仮にそのことがいちばんのストレスの原因なのであれば、次は中国語を活用できるような職場を探るべきですが、その際に気をつけるべき点は3点ほどあります。
まず、中国語が得意ということを誰にでもわかるようにする、ということです。業務では少なくとも現在の職場にいる6年間ほど使っていないということなのでしょうから、それを補う手段としては語学系の資格取得なども考えられますが、要は井上さんにとっての中国語という強みを、誰の目から見ても明らかにするということです。
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