熱中症、夏バテ、気象病…「酷暑の三重苦」予防法 日本の夏の暑さは、年々過酷さを増している

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肥満気味の人は暑くなると、呼吸が荒くなったりすることがあります。これは呼吸の回数を増やして、気道から水分を蒸発させたり外気を取り込むことで体温を下げたりしようとしているからです。

つまり、人間は呼吸でも体温調節をしているのです。

言うまでもなく、暑さから息が弾むようでは体に負担になってしまいます。とにかく涼しいところに移動して体温を下げましょう。室内にいるなら、迷わずエアコンをフル活用してください。

「エアコンが苦手な人」にはこんなアイデアも

日本の夏の暑さは、年々過酷さを増しています。毎年、ものすごい数の熱中症の患者さんが救急搬送されています。

『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

そもそもできるだけ暑い場所に行かないこと。

どうしても、行かなくてはならない場合は、少しでも涼しい時間帯を選ぶ。といった根本的にリスクを回避する、そんな心構えも持っておいていただきたいと思います。

最後にエアコンの風がどうしても苦手、エアコンを強くすると肌が乾燥してしまう、とお悩みの人のために、エアコンに頼らなくても涼しくなる、プチアイデアをご紹介しましょう。

それは、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置いて涼むというものです。

凍ったペットボトルが室内の湿気を吸収してくれて除湿になりますし、ひんやりと涼しい風も送ってくれます。

ペットボトルについた水滴はタオルなどで拭くようにしてください。電気代の節約にもなりますよ。

橋本 将吉 内科・総合診療医

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はしもと まさよし / Masayoshi Hashimoto

内科・総合診療医であり、株式会社リーフェホールディングス代表。全国に7校舎を展開する「医学生道場」を運営し、未来の医師育成に情熱を注ぐ。YouTubeチャンネル「ドクターハッシー/内科医 橋本将吉」では、分かりやすい医学教育動画が人気で、登録者数は75万人を超える。会員制「ヘルスケアアカデミー」では、様々な診療科の現役医師による医学セミナーを提供している。「日々の暮らしに健康を」という理念のもと、「ハシモトマサヨシブランド」を立ち上げ、健康商品の開発に取り組む。特に「乳酸菌V28」やアロニア羊羹「雪紫」は人気商品である。
●「ハシモトマサヨシブランド」https://hashimotomasayoshi.co.jp/
●医学生の為の個別指導塾「医学生道場」https://igakuseidojo.com/

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