「怖がらず自由に楽しんで」——。DJ・スタイリスト「マドモアゼル・ユリア」をとりこにした着物の奥深い世界

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マドモアゼルユリアさん
「着物をワードローブのチョイスの一つとしてとらえてほしい」と話すマドモアゼル・ユリアさん(写真:『きもののとりこ』より)
「着物に興味を持つようになって、これまで気に留めていなかった季節の草花に目を向けたりと、普段の生活がより豊かに感じられるようになりました」——。そう話すのは新書『きもののとりこ』(世界文化社)を上梓した、DJ・きものスタイリストのマドモアゼル・ユリアさん。
季節感を大切にしながらも、自身の感性を軸にしたスタイリングが詰まった本書は、「見ているだけで楽しい」「考え方そのものが学びになる」と評判を呼び、発売からわずか1週間で増刷が決定。着物に親しんできた人だけでなく、これまで距離を感じていた人たちにも支持が広がっている。
効率や時短が重視される現代において、なぜ今あらためて「きもの」に惹かれる人が増えているのか。
ユリアさんに、着物の面白さや、趣味としての可能性、そして年齢を重ねたからこそ見えてくる装いの楽しみ方について聞いた。

ビジネスパーソンが「きもの」に惹かれる理由

「実は、私の周りのファッションが好きな人の中には、着物に興味がある人はあまりいなかったんです」と話すユリアさん。だからこそ、自分が発信することで、オシャレ好きな人が「ちょっと面白そう」と着物を手に取れる入り口を意識している。

ユリアさん自身、着物に向き合うようになってから、文様や色の意味を知ることで、日常の中にある季節感をより強く意識するようになったという。

着物姿
(左)うららかな青空を仰ぐように、優雅に咲き誇る木蓮の花。春の訪れの喜びを装いに託して/(中央)東海道五十三次を題材にした着物は意外と多く、江戸情緒や旅気分をかき立てられる/(右)平良敏子さん作の芭蕉布に、麻の半幅帯を合わせて。自然布のナチュラルカラーのトーンで統一することで、夏の自然風景とも調和しやすい装いに(写真:『きもののとりこ』より)

「着物に描かれている花や鳥の名前を知りたいと思うようになってからは、街中で実際に発見することが多くありました。夏から初秋の着物に描かれている『芙蓉(ふよう)』というハイビスカスのような花は、意外に街路樹などで見つけることがあります。『こんなに派手なお花、街中にあったんだ』と驚きました」

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