熱中症、夏バテ、気象病…「酷暑の三重苦」予防法 日本の夏の暑さは、年々過酷さを増している

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やめてほしいことの1つめは、暴飲暴食です。

自律神経は内臓の働きのコントロールもしています。食べ物が断続的に入ってきたり、一度に食べる量が多かったりすると、内臓を動かすために、常に自律神経が働かざるを得なくなってしまうのです。

体温調節に頑張って働いている自律神経に、さらに負担をかけてしまうことになります。食事は、毎日、大体決まった時間帯に食べ、量は腹八分目が理想的です。

自律神経をいたわるには、この決まった時間帯というのがポイントになります。起床や入眠の時間帯も、なるべく同じにして生活リズムを整えましょう。そのためには、朝、起きたらカーテンを開けてしっかりと日光を浴び、朝が来たことを脳に知らせ、体内時計をリセットしましょう。

曇りや雨の日も毎朝、必ず行うようにしてください。

誰かに「話すだけ」でストレスは解消できる

2つめは、ストレスをためないことです。よくいわれることですが、言うは易しで、行うは難しですね。

現代社会で生きる人にとって、ストレスは誰もが抱えるもの。人は不安や恐怖といったストレスを受けると、それに対応するために交感神経を働かせて体を戦闘モードに切り替えます。当然、ストレスを抱えた状態が長引けば、交感神経が働き続けることになり、自律神経も体も疲弊してしまい、高血圧の原因にもなってしまいます。

皆さんのストレスの原因はなんでしょうか? 健康やお金にまつわること、人間関係など、さまざまあることでしょう。

なかでも、人間関係は年齢問わず多くの人が訴えるところ。嫌みな上司や協調性のないご近所さんなど、社会生活を営むうえでは、多少のギスギスとした人間関係はつきものです。逃げたいと思って逃げられればいいのですが、なかなかそうはいかないからストレスになります。

私がおすすめする人間関係のストレス解消法は、心の中にたまったうっぷんを誰かに話すこと。家族、友人、会社の同僚などを相手にどんどん愚痴りましょう。問題解決にはならなくても、話すだけでずいぶんストレスが解消され、気分がすっきりするものです。

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