金は、供給横ばいだが、新興国中心に需要拡大は続く--ワールド ゴールド カウンシルの森田隆大・新代表に聞く
しかし、ポートフォリオの中でとらえると、すっきりする。リーマンショック以降、金のパフォーマンス、他の資産との相関やボラティリティなどは悪くない、という意識は機関投資家の間にある。その意味で、(金への投資を)検討してみたい、考えてみたい、という意識はあるようだ。
円ベースの金を20年スパンで見たときに、全体的にどんなパフォーマンスだったのか。金がダウントレンドにあるときに、他のアセットとどういう関係にあったのか。20年という長期だと、いろんなサイクルを検討することができる。
これからの日本を考えたときに、世界経済は不安定で、日本経済も不安定。少子化や高齢化も加速する。今からテーマになるのは運用だ。運用の安定性、リスクマネジメントが重要になってくる。その中で、金の果たす役割があるのではないか。
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