東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #心臓外科医がキャリアを捨ててCEOになった理由

夢を掴め!未来は何歳からでも変えられる 39歳で心臓外科医を辞める決断ができたワケ

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES

――なぜ若者がかわいそうなんですか?

だって今の若い人たちって、夢を持っていない人が多いような気がしませんか。

たとえば、現代の高校生の男の子が「宇宙飛行士になりたいな」と思ったら、まずどうします? きっとネットでパパッと調べて、宇宙飛行士になるためにはどういう条件をクリアし、どういう訓練を受けなければならないかとか、どの程度の狭き門であるかという情報に、すぐアクセスすると思うんです。

そうしたら、「これじゃあ俺には無理だな」と、何の努力もしないうちにその夢を捨てちゃう。そんなケースが多いように思うんです。

夢に向かう努力は、絶対に無駄にはならない

――確かに現実的な若者が増えてきていると言われています。ただ、努力すれば誰でも宇宙飛行士になれる、というわけじゃないですよね。

確かにそうですが、夢を実現しようとする力はものすごく大きいものだし、その努力が思ったような実を結ばなくても、絶対に無駄にはなりません。

私も高校生のときには、科学者になりたいという夢を本気で追いかけていたんです。それこそ、ノーベル賞を取れるような科学者になろうと真剣に考えていた(笑)。

情報が限られていた分、夢をあたためる時間をいただけていたということでしょう。

――それはまた壮大な夢ですね。

高校時代に物理が大好きで、唯一の得意科目でもあったんですね。

本気でその夢を実現しようと考えていたから、「まずは湯川秀樹博士をはじめとするノーベル物理学賞を輩出している京都大学の理学部に入らなければならない」と思って、一生懸命勉強し、合格することができたんです。

まあ、入学してすぐに現実の壁にぶち当たって、科学者の夢はあきらめましたけど。そこから一念発起して、1年後に京都大学医学部の入試を受け、今度は医学の世界に夢を見つけていったわけです。

次ページが続きます:
【「情報が少ない」ことのメリット】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象