「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い

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発熱
発熱で受診する方が増えている(写真:SoutaBank/PIXTA)

発熱で受診する方が増えている。体温38℃を超えて受診した方に迅速抗原検査をしてみると、コロナウイルス感染症であることが多い。一方、夏なのにA型インフルエンザの人もたまにおり、症状だけでコロナとは断定できない。もちろん、38℃未満の体温の方でも倦怠感が強い場合などでは、検査をするとコロナの反応が出る場合もある。

コロナワクチンを打っている、もしくは過去にコロナに罹患した方では症状はだんだんと軽くなるため、自覚症状がない人もいるだろう。医療機関で検査を受けているのはコロナウイルス感染者の一部と思われるため、大流行していると考えるのが適当だろう。

初期症状では見分けがつかない

今年はコロナだけでなく手足口病も流行している。どちらも発熱と咽頭痛で発病するため、初期症状では見分けがつかない。コロナウイルス感染症では迅速抗原検査が便利だが、現実的には100人のコロナウイルス感染者を検査しても、20人から30人以上は陽性反応が出ない=偽陰性となり、100%正しく診断できるわけではない。

検査は陰性だが、職場や家族にコロナウイルス感染者がいるなど状況からコロナウイルス感染症と判断した場合も、2〜3日したら手足にブツブツが出てきて実は手足口病だったというようなケースも少なくない。

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