新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が再拡大中だ。
都内在住のAさん(20代、女性)は6月末、企業の懇親会に参加した際に感染した。会から3日後、喉の痛みと声の出しづらさ、38℃の発熱があり、自宅で行った抗原検査で陽性を確認。熱は1日で下がったが、抗原検査が陰性になるまで5日間、自宅で静養した。
昨年2月にも一度感染しているAさん。昨年の感染時には、発熱は37.8℃程度だったが5日目まで下がらず、喉の痛みと咳、声が出しにくくなる症状に味覚障害も伴い、その回復に時間がかかったという。
6月から急に患者が増え始めた
現在、国内で流行中のコロナは以前とどう違うのか。
埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科の岡秀昭医師は、「6月から急に患者が増え始めていて、6月後半からはコロナ関連の肺炎による入院も増加しています」と話す。軽症者は若年層を中心に増加しているという。
東京都の2024年7月15日から21日までの医療機関あたりの患者報告数は8.50人(前週7.56人)。5月初旬から11週連続して増加中だ。
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