夏しか渡れない「北陸のハワイ」凄い日本観光3選 「白い怪物」や「うさぎの島」も外国人に人気
スノーモンスターは、非常に厳しい条件下でしか見られない貴重なものです。スノーモンスターはなんと、日本の一部の積雪地帯とドイツのシュヴァルツヴァルトでしか見られないとも言われているのは驚きです。
樹氷は、その見た目の不気味さからスノーモンスターと名付けられましたが、外国人の中には「ピーナッツのように見える」とSNSに投稿する人もいるほど親しまれています。
スノーモンスターの貴重さもさることながら、蔵王では温泉とスキーを一気に楽しむことができます。スノーモンスターに囲まれながら斜面をスキーで滑り降り、その後は日本ならではの温泉で体の芯から温まる。そんな経験はほかのスキー場では味わえないでしょう。
また、蔵王ロープウェーには樹氷幻想回廊ツアーというナイトクルーザーのツアーもあります。このツアーでは暖房付きの雪上車に乗り、ライトアップされたスノーモンスターたちや、木々に小さな氷の結晶が無数についた「霧氷」の様子を間近で見ることもできます。
このほかにも、周囲を360度スノーモンスターに囲まれた展望台や、スノーモンスターの斜面を眺めながら日本料理を楽しめるレストランなど、蔵王はその観光資源を大いに活用して、魅力的な観光地となっているのです。
「北陸のハワイ」と称される無人島
次は、「北陸のハワイ」と呼ばれる無人島です。福井県の敦賀湾に浮かぶ小さな無人島・水島は、「北陸のハワイ」とも呼ばれており、青く透き通った海と、果てしなく続く白砂のビーチは、多くの観光客を魅了しています。
この島には7〜8月の間だけ観光船で渡ることができます。景観保全が重要視されており、島にあるのは簡易トイレのみで、お店もありません。福井県在住の人ですら、行ったことのある人は少ないのではないでしょうか。
水島にはこの2カ月間しか上陸できないということで、「奇跡の島」として外国人観光客の間で注目されるようになりました。観光船でしか上陸できないため「日本の交通の便のよさとはかけ離れた隠れスポットだ」という評価もあります。
また、魅力的な青い海と白い砂のコントラストがSNSを通じて話題にもなりました。日本の景観といえば森や山といった木々の自然にフォーカスされがちですが、ビーチの美しさというのが新鮮な驚きを与えたのも、人気を集めた理由でしょう。
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