1年で「何本ボールペン売れるのか」計算してみた 入社試験でも出るフェルミ推定を解いてみた

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「市場規模」とは、国内での年間売上高です。つまり、国内で1年間に売れたボールペンの総額を求めればよいので、年間売上高は以下の式で求められます。

年間売上高 = ボールペンの平均単価 × 売上個数

式を立てたら、具体的な数字を考えましょう。ひとくちにボールペンと言っても、一色ボールペン、多色ボールペンと種類はさまざまです。さらに、ボールペンの売り上げは「誰が買ったか」によって区別して考える必要があります。

それらを考慮したうえで、大きく個人と法人とに分けて考えてみましょう。

ボールペンの種類や買う人で考えてみる

・個人で購入する場合

個人でのボールペンの売上高は、

人口× 購入率 × 1人あたりの年間購入本数

で求められます。

ここでは仮に、1色ボールペンの平均単価を200円、多色ボールペンを1000円とします。

次に、買い手の属性をもう少し細分化して考えてみましょう。就学している子どもを日本の総人口(1億2000万人)の約1割とすると、1200万人。高齢者が約3割を占めているので、それ以外の生産年齢人口は総人口の約6割、つまり7200万人いると仮定します。

そのうえで、ボールペンの性質を「1色」「多色」、購入者を「子ども・学生」「社会人」として分類し、1年間に「子ども・学生」「社会人」のそれぞれ何%が何本ずつ購入するのかを想定して、表に書き込みました。

購入率も年間購入本数も、実際に調査できる数字ではないので、自分自身の感覚に基づいて決めましょう。

ここでは仮に、1200万人いる「子ども・学生」のうち80%が1年間に「1色ボールペン」を2本買い、70%が1年間に「多色ボールペン」を1本買う、と想定しました。表の読み方は「社会人」についても同様です。

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