そして意外かもしれませんが、果物の食べ方にも注意が必要です。果物にもフラボノイドなど口臭を消す効果が期待できるミネラルが入っていますが、食前や食事の間のおやつなどにいただくのがベターです。朝の起き抜けの時間帯に食べるのもいいでしょう。
こと「口臭」について考えるのであれば、果物の場合「フルーツ酸」という特有の酸に注意が必要です。食後のデザートに食べると、先に胃の中に入っている食べ物からガスを発生させてしまう可能性があるからです。神経質に守るほどではありませんが、覚えておくと便利でしょう。
口臭が発生しにくいコンビニ食の取り入れ方
「食べる順番」や「ベジタブルファースト」など野菜から先に食べる風習は、ビジネスパーソンの間でも随分浸透してきたようですね。これに糖質の低い果物を先に食べる習慣も取り入れると、口臭の心配が減るかもしれません。
〈みわ子流、口臭予防のためのコンビニ飯!〉
●食前に食べたい糖質の低い果物(低GI食品)
リンゴ、キウイ、ブルーベリー、オレンジ、グレープフルーツ、メロンなど
GI値とはグリセッミク・インデックスの略で、血糖値上昇指数のこと。一般に55以上を「高GI食品」、55以下を「低GI食品」と呼びます。どれもカットフルーツでお馴染みなので見つかりやすいでしょう。
●お弁当を食べる時
揚げ物やガッツリ焼き肉弁当でもOKですが、必ず付け合わせの野菜が多めのものを選び、野菜から先に食べてください。野菜を残すのは絶対にダメ!です。これでいつものコンビニ弁当でも口臭の心配が減るでしょう。
●具だくさんの麺類を
麺類オンリー派の方は、サラダうどん(蕎麦)、野菜の具が多い冷麺、温野菜がゴロゴロ入っているパスタ類などを選びましょう。食欲がない時は、ネギや大根おろしが入っているものでもいいので、少しでも野菜を摂る習慣を!
●パン系が好きな方は
パンにサラダを選ぶ方は大丈夫ですが、パンのみで済ましがちな方は、サンドイッチなどを選ぶようにし、コールスローサラダや、レタス、キュウリ、トマトなど野菜が多めにサンドされているものを選んでください。
●口臭消しに役立つ香味野菜類
ネギ、生姜、大根おろし、わさび、大葉(しそ)、バジルなどの薬味系の香味野菜は解毒作用も期待できるので、消化不良を防ぎ、少量でも口臭予防になるでしょう。野菜をたくさん食べるのが苦手、という方は取り入れてみてください。
特にランチ後の歯磨き習慣が少ない方は、食事時になるべく野菜を摂り入れて、体の中から口臭予防を試みてください。
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まるた みわこ / Maruta Miwako
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。
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