ドラマ「西園寺さん」ヒットの予感しかない3理由 「逃げ恥」「家政夫ナギサさん」に続く良作となるか
ドラマでハズレのないジャンルといえば、医療もの、刑事もの、リーガルものがある。もうひとつ、これら以上に絶対的なジャンルがあった。「家事もの」である。家事は、してもしなくても、人間にとってなくてはならない。家事は普遍的なテーマなのである。
だからこそ火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系、火曜22時〜)は、同枠の『私の家政夫ナギサさん』(2020年)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)に次ぐヒット作になりそうな予感がする。(以下、敬称略)
ヒットになりうる3つの要素
『西園寺さん〜』に期待できる理由を3つあげるとこうだ。
1つひとつ解説しよう。
『〜家政夫ナギサさん』と『逃げ恥』では“家事代行サービス”が描かれ、『西園寺さん〜』はヒロインが“家事代行アプリ”の企画者だ。3作の共通点は“家事”というより“家事代行”。どうしたら家事の煩雑さから解き放たれながら、「清潔で安全」に生活することができるか、これは人類の永遠のテーマなのである。
『西園寺さん〜』の第1話放送前の時間帯、TBS は『マツコの知らない世界』で「家事代行サービスの世界」を特集していた。なんでも自分でやらなくても、家事の得意な人に任せればいい。
数時間1万円〜1万5000円くらいで料理や掃除をしてくれるのなら、その分、自分のやりたいことに時間を使えるという素敵な提案を放送。マツコもすっかりその気になっていたところで『西園寺さん〜』第1話がはじまり、じつにタイミングが良かった。編成の勝利。
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