「北川景子に凄みが出てきた…」ドラマ《あなたを奪ったその日から》での好演で話題! 人気女優が“誘拐犯役”を必ず通るのはなぜか?

「業が深い」という言葉がある。「欲深い」とか「罪深い」という意味で使用される。前世での欲深い行いがブーメランとなって現世で報いを受けている、というような状態を指す。
『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系、月曜22時〜)で北川景子が演じる主人公・中越紘海はまさに「業の深い」人物だ。前世でよっぽど酷い行いをしたとしか思えない。最終回まであと3回を残すのみとなった第9話の彼女はのっぴきならない状況に陥っていた。
彼女はいったいなぜそんな状況になってしまったのか。
最終回まであと2回。『あなたを奪ったその日から』の魅力と主演・北川景子の凄み、そして誘拐ものがヒットする理由を解説したい。
以下、第9話までのネタバレがあります。
大展開を迎えた「第9話」
紘海の娘・灯(石原朱馬)は3歳の誕生日、ピザのなかに入っていたエビによってアレルギーを起こして死亡。ピザを作った惣菜店「YUKIデリ」の社長・結城旭(大森南朋)の不誠実な態度に憤った紘海は、彼の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐する。
目には目を歯には歯をとばかりに、連れ出した萌子を殺そうと試みる紘海だったが、いたいけな萌子を見ているとできない。亡くなった娘の面影を見て、萌子を「美海」と名付け、我が子として育てることにする。
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