「サッカー界の大谷翔平」日本から生まれない理由 "16歳の神童"を生んだスペインとの違いとは?

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サッカー界のスーパースターと言えばC・ロナウドやメッシが思い浮かびますが…(写真左:Justin Setterfield、写真右:Omar Vega、共にGetty Images)

ドイツで開催されているサッカーのEURO2024で、スペイン代表が若さを武器に快進撃を続けている。日本時間7月10日未明に開催された準決勝でフランスを破り、12年ぶりの優勝に王手をかけた。

エースは16歳

今大会のラ・ロハ(スペイン代表の愛称、「赤」という意味)はとにかく若い。中でも注目を集めているのが名門バルセロナ所属、16歳のラミン・ヤマルだ。EURO決勝の前日(7月13日)に17歳を迎える。

スペインでは小学6年、中学4年までの10年間が義務教育期間となるため、ヤマルは中学4年をこの6月末に卒業したばかり。

スペイン代表の16歳、ラミン・ヤマル選手。準決勝ではEURO史上最年少ゴール記録を塗り替えた(写真:Dan Mullan/Getty Images)

国内でも「スペイン代表を担うエースが中学生」なる事実はいまだ衝撃をもって伝えられており、ドイツ入りしてからも宿舎のホテルで中学校の宿題やレポート作りに追われていたニュースが大きく報じられていた。

16歳ながら完全にスペイン代表の主力エースとして活躍するヤマルはあまりに特別な存在すぎるが、彼と同じく今大会のスペインの顔となったニコ・ウィリアムズは21歳、司令塔のペドリも同じく21歳と若い。

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