私たちがこれまで学校で教わった文章力や、社会に出てから知ったビジネス文書の作成スキルはそれはそれで重要な財産です。
他方、SNSではSNSの文脈に沿った言葉使いが大切です。日頃からSNSに親しみ、使い慣れている人たちに聞くのが近道なのです。
SNSの発信で押さえたいポイント
テレビや新聞、雑誌、ラジオといったマスメディアを使わないと、広く世の中に情報を提供できなかった時代には、広告費用はそれなりに必要でした。
情報を人に届けることを「リーチ」という言葉で説明することがあります。「何人にリーチして、それはいくらかかるのか」という会話がマーケティングの世界ではなされています。
「広告費にかける予算がないから、無料のSNSで拡散して知ってもらおう」。そんな声もよく耳にします。
確かに、SNSは無料でたくさんの人にリーチすることができます。多くの人に蛇口から水を出して届けるイメージです。
しかし、SNSは個人個人が自主的に集まった場所です。集まった人はそれぞれ違う個性を持っています。そこに向かって情報を伝えるにあたって、私たちは「仲間の1人」として、その場にお邪魔させていただくという姿勢が必要不可欠です。
上から勢いよく水を流すのではなく、横から水をそっと差し出す。すると、仲間が思い思いに楽しんでくれる。それが世の中に広がり、どこかで大きなエネルギーになったとき、ムーブメントと呼べるものになっていきます。

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