恋せよオヤジ? BEAMSポスターのナゾ《それゆけ!カナモリさん》

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■BEAMSの想い

 まず「恋」というコンセプト。すべての人に「しあわせ」のイメージを想起させる。「マスに向けて打つ広告など意味がない」といわれるいま、あえてすべてのクラスターを串刺しにするメッセージを用いた大胆さが素晴らしい。震災を含め、元気をなくしている日本人に対する、BEAMSからの温かいエールのような気もする。

「良質な日常生活を謳歌したいと思っている人達に向けて、伝説でもプレステージでもない新しい世代のルール(生き方)をつくること」。企業理念の一つとして“LIFE STYLE CREATOR”を掲げるBEAMSの伝統。ユニクロやH&Mなどファッションさえ「ファスト化」する風潮への対抗軸となり続け、「それで本当に心が豊かですか」と問い続ける気概、その交差するところに、「恋」というコンセプトがぴったりはまっている。

では、なぜ新橋なのか。

BEAMSのサイトには3篇の「恋をしましょう体操」がアップされている。

娘である蒼井優が言葉の通じないインド人の彼氏を親に紹介する「異国の彼篇」で、母親が彼氏を気に入り「イメージは大切よ!」と父親に力説する。

友達の彼を好きになってしまう「人の彼篇」。付き合いが長いという友達と彼氏。彼はデートの際に鼻毛が飛び出している。惰性の生活はダメというメッセージだ。そんな彼のどこに惹かれたのかはナゾであるが、ともかく蒼井優は「磨くわワタシあそこもここもピカピカに」と歌う。

「恋人だらけのカフェ篇」では、「なんにもないとかそんな日は、恋とか落ちたらいいかもね」「怯えていたらなんにもないのわかってる」とさらに背中を推す。

 

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