たっぷり貯金したいなら、香川と徳島に学べ

四国の2県になぜかお金持ちが多い理由

ほぼ関西人?損が嫌いな商売上手、徳島県

徳島は険しい四国山脈によって分断されているため、周辺の土地よりも関西とのかかわりが深く、その気質を強く受け継いでいるという

次に徳島だ。街頭で話を聞いていると、徳島県民を表すキーワードとして挙がったのが、阿波弁の「へらこい」。「ずるい・上手」を意味する言葉で、悪く言ってしまうと自分のトクになることは何でもするという意味でもある。

徳島県民は、商売が大の得意!会社経営や向く気質で、事実、名だたる経営者を輩出しており、社長の数も実は日本一である。また『へらこい』には、男女の差はなく、女性社長の割合も堂々3位。その精神はいまに始まったことではない。

その昔、徳島には吉野川という大きな大河があり、江戸時代からたびたび台風の影響で洪水を起こすことから、稲作をするには非常に不利な条件だった。そこであきらめなかったのが徳島県民。米の代わりに繊維を染める『藍』に着目。藍なら台風が来る前に収穫でき、また、川の氾濫が逆に、プラスの効果をもたらすピッタリの植物だった。へらこい徳島は、水害を逆に利用し、上手に商売を成功させていた。

商売上手で商人気質という徳島の原点は、意外なところにあった。実は香川・高知との間にある、険しい四国山脈によって分断されている徳島は、昔から船で行きやすい関西圏とかかわりが強かった。そのため徳島の人は四国なのに、関西人の気質を強く受け継いでいるという。

損しないためにとにかく値切りたがり、安く買うことに命を懸ける商売上手&買い物上手。だからこそ、貯金額が増えていったというのは、有力なシナリオのひとつだ。

方言や食べ物などだけでなく、地域のルーツや特性を探ると、それが意外な県民性とつながっていることが明らかになる。狭い日本の中ですら多様だ。おカネをためたければ、できるだけ使わないのが鉄則。たっぷり貯金したいなら、香川と徳島に学ぶところがあるかもしれない。

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