大学に入ってからずっと精力的に活動を続けている彼は、浪人を通して、「競争原理から外れて、自分が本当にやりたいことを考えることができるようになった」と、自身の精神面の変化についてにこやかに答えてくれました。
「僕は今まで、クラスでいちばんを維持するために頑張るタイプだったのですが、2浪という大きな挫折を味わって、競争の最前線から落ちてしまいました。でも、それで『ちやほやされる』とか『お金が稼げる』といった、世間的な成功のために頑張る姿勢から外れて、周囲の目を気にせずに、自分がやりたいことを追い求められるようになりました」
人生が面白い方向に向いている
「もちろん、競争原理の中でやりたいことを模索する人がいちばんカッコいいですし、自分自身、浪人してよかったと胸を張って言いたいわけではないですが、結果的にサークルを盛り上げられたり、友達と一緒に大学生活の思い出を共有できたりしています。だから、人生が面白い方向に向いたという点では、浪人したことを生かすことはできているとは思います」
「僕の人生に興味があって、話を聞きたい人は土日はほぼ人力車をやっているので指名予約して来てみてください」と語った竹林さんからは、競争原理から外れ、肩の荷が下りたことで見える景色を、楽しんでいるように感じることができました。
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