結果は「伝え方」で決まる、それには"型"がある 異性へ好意を伝える場合にも使える複数の"型"

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Kさん:「しかし、L社の新商品には驚きましたね。業界内でもその話題で持ち切りですよ!」

Kさんは、Jさんと共通の業界内の話題を出しました。が、これもビジネスの延長だと感じられたのか、空振りに終わります。この型は、相手の興味が何かわからない状況で使っても、うまくいかないことがある型ですね。Jさんの興味を知らないKさんには、このアプローチで突破するのは厳しいかもしれません。

どの型がどういうシーンで活きるのかを理解する

█【「心配」の型】、【「ムチ→アメ」の型】

Kさんは次に、ちょっと冒険ですが、この2つの型を使ってみることにしました。

Kさん:「しかし、Jさんはなかなか寡黙な方ですね。私なんかはおしゃべりなので、ちょっと心配になってしまいますが……でも、そんな方だからこそ、お言葉に重みが出るのかもしれませんねえ」

これは、結論から言うと失敗でした。Jさんの表情はさっきよりも固くなったようにも思えます。Kさんが失敗したのもそのはず、この2つの型は、相手に苦言を呈する必要があるシチュエーションでこそ活きる型だからです。

型を使うことだけが目的になってしまうと、失敗してしまうこともあります。どの型がどういうシーンで活きるのか、どういうときに使うと失敗してしまうのか、理解しておくのは大切です。

『伝え方図鑑』より引用
█【「弱さを認める」の型】、【「本音」の型】

Kさんは、接待の途中でしたが、落ち込んでしまいました。Kさんには、もともと人とのコミュニケーションが得意なほうではない、という自意識がありました。持ち前の真面目さや素直さの魅力でなんとか営業としての信頼を勝ち得てきたタイプだったので、接待の場は苦手という意識が本人の中にもあったのです。

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