寿司≠SusHi Tech Tokyoで見えぬ東京の未来 都主催のイベントに感じた「期待はずれ」感

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ショーケースプログラムの各所での開催日程は少しずつ異なったが、筆者は4カ所が同日開催となった唯一の日曜日である5月19日に取材を行った。午前10時から午後4時ごろにかけて、丸1日めぐった形だ。

まず、りんかい線国際展示場駅を下車し、東京ビッグサイト方面に歩いた。すると、屋外フードコートがあり、そこからシンボルプロムナードと呼ばれる屋外路を進む。途中、環境への配慮をした食品、アート感覚を強めたファッションなどの小規模ブースがあった。

その先は、自動運転車や小型モビリティの試乗体験エリア。ただし、搭乗可能なモビリティの数は少なかった。

シンボルプロムナードで実際された自動運転EVバスの乗車体験(筆者撮影)
シンボルプロムナードで実施された自動運転EVバスの乗車体験(筆者撮影)
電動パーソナルモビリティの体験コーナーもあった(筆者撮影)
電動パーソナルモビリティの体験コーナーもあった(筆者撮影)

さらにシンボルプロムナードを進むと、廃材利用による各種オブジェが並ぶ。ここは、ゆったりとした気分で鑑賞することができた。

その奥手には、東京都が推奨する電力確保の取り組み、「H:へらす/T:つくる/T:ためる」からなるHTT取組推進宣言企業の登録申請を紹介するブースや、トヨタの立ち乗り式モビリティ「C+walk T」を使う、参加費無料のスローレジャーライド「おさんぽ(OSAMPO) 」の体験コーナーなどがあり、人気を博していた。

燃料電池バスで行った「海の森エリア」は?

日本科学未来館に入ると、通常の展示とは別に1階の一部をSusHi Tech専用スペースとしていた。

ここでは漫画家・手塚治虫氏のキャラクターがアンバサダーとなり、子どもから年配の方まで広い世代に向けて、ロボットやドローンなどを実際に体験できるコーナーを設置。日曜日でもひどく混雑することはなく、比較的余裕を持って各種の体験をすることができた。

子どもが楽しめるコンテンツやワークショップも多数、実施されていた(筆者撮影)
子どもが楽しめるコンテンツやワークショップも多数、実施されていた(筆者撮影)

そのほか「空飛ぶクルマ」の展示もあったが、開発や今後の利活用の可能性について具体的な説明はなく、ものたりなさを感じた。

日本科学未来館の次は、無料の燃料電池バスで約30分移動して、 海の森エリアへ。結論からいえば、ここでの体験は期待はずれだった。

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