その後、1993年にレインボーブリッジが開通し、1995年にはゆりかもめの新橋~有明区間が開業するなど、交通の利便性が徐々に向上。
1997年に新宿区河田町からフジテレビが移転し、移転に先駆けて放映した、架空の警察署「湾岸署」を舞台にしたドラマ『踊る大捜査線』がヒットするなど、どんどんと注目が集まるようになっていった。余談だが、その後2008年に「東京湾岸警察署」が実際に誕生している。
近年では東京五輪・パラリンピックの競技会場になるなど、台場を中心とした臨海副都心は国際色を増し、名実ともに東京の新たな顔となっている。外国人観光客も多いお台場の街並みを散歩しつつ、今回もフードコートをパトロールしていこう。
「テレポート」の意味を知り、再々開発中の街を歩く
台場周辺にはいくつかの駅があるが、多くの人はりんかい線の東京テレポート駅を利用するのではないだろうか。そして、多くの人が駅名にある「テレポート」とは何かご存じないのではないか。私もその一人である。
これを機に調べたところ、由来は臨海副都心の開発計画にあるらしい。具体的には、計画で副都心の名称が「東京テレポートタウン」とされていたからなのだとか。
また、この場合の「テレポート」はいわゆるテレポーテーションなどとは異なり、英語の「television」「telephone」といった、遠くへと情報を届ける機器の接頭辞である「tele」に、港を意味する「port」を組み合わせた造語だという。
ひとつ賢くなったところで、街へ繰り出そう。同エリアで直近に大きく話題となったものといえば、3月に開業した「イマーシブ・フォート東京」だろう。長らく営業していたショッピングモール「ヴィーナスフォート」の跡地を再利用した施設で、イマーシブ=没入型の体験をウリにしたテーマパークである。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら