山中に違法な繁殖場「悪徳ブリーダー」偽装の手口 問題業者を野放しにするなら法改正も意味ない
第1種動物取扱業を営むTさんは、猫の譲り先であるブリーダーが多頭飼育崩壊に陥っているのではないかと不安になり、ブリーダーが住む香川県まで見に行きました。
玄関で何度呼びかけても応答がなく、外から見える障子もボロボロ。家の周りには家具が放置されています。ほこりにまみれた窓のガラス越しに見える猫は目やにだらけで、何らかの疾患にかかっていることが容易に想像できました。
Tさんは管轄の自治体に対応を要請していますが、担当者は「ブリーダーに会えていない」という返答をするばかり。
「勇気を出して同業者を通報しても、後手後手の対応では、助けられる猫の命も救えない。このようなブリーダーを野放しにするなら、法改正しても意味がない」と、悔しそうに話します。
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