似た者同士の結婚ほど「うまくいく」は本当なのか 心理学的に見た「結婚相手」の適切な選び方
けれども今は違います。人と人とがオンラインでつながることのほうがむしろ主流になってきているのです。
スタンフォード大学のマイケル・ローゼンフェルドは、5421名の異性愛者のカップルがどのようにして出会ったのかを調べた、1995年のデータと2017年のデータを比較してみました。その結果は以下のようになっています。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
結果はもっとたくさん続くのですが、どれもこれも数パーセントでしたので省略しました。
1995年にオンラインで出会うのは、わずか2%。1995年というと、当時は私も大学生だったので、よくわかります。オンラインで知り合う人など、めったにいない時代でした。
それからわずか20年ほどで、オンラインで知り合う割合は39%にまで増えています。驚くべき変化だと言わざるを得ません。これはアメリカのデータですが、日本も実情はそんなに変わらないのではないかと思います。
「誰かいい人を紹介してやる」もハラスメントに
これからの社会は、テクノロジーを理解し、積極的に扱えるようにならないと、ひょっとすると「出会いすらできない」という状況が生まれてくるのかもしれません。
友人や家族、あるいは会社の上司に紹介してもらうという機会は、どんどん減り続けるでしょうから。
昔は恋人がいないと、世話焼きの友人や上司が「だれかいい人を紹介してやるよ」と申し出てくれたものですが、そうした行為はハラスメントとなりかねないので避けられ、期待はできません。
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