似た者同士の結婚ほど「うまくいく」は本当なのか 心理学的に見た「結婚相手」の適切な選び方

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結婚するときには、できるだけ慎重になりましょう。これは、女性だけでなく、男性もそうです。すぐに結婚するよりは、できるだけ長くお付き合いし、相手のことをよく知ってから結婚しても遅くはありません。

「慌てる乞食は貰いが少ない」ということわざもありますが、慌てて結婚すると「ハズレ」を引いてしまう可能性が高くなります。

結婚も離婚も、一度頭を冷やしてから

カリフォルニア工科大学のコリン・キャメラーによりますと、アメリカのいくつかの州では、結婚しようとしているカップルがいても、一定期間が経過するまでは結婚許可証を出さない州もあるそうです。

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「少し頭を冷やして、それから結婚したほうがいいのでは?」というためでしょうか。

慌てて結婚するのもやめたほうがいいのですが、離婚を決めるときにも慎重になりましょう。衝動的に、「もう別れる!」と言い出してはいけません。少し頭を冷やしてから離婚してもまったく遅くありませんから。

アメリカでは、カリフォルニア州やコネチカット州のように離婚が正式に認められるまでに一定の期間が設けられている州もあります。人は心変わりするのが当たり前なので、そういう期間があれば離婚を抑制できるというのです。

「やっぱりよく考えたら離婚しないほうがいい」と冷静に判断してもらうには、ある程度の期間があったほうがいいのでしょう。

結婚も離婚も、早まって決めるよりは時間をかけてゆっくり考えるのがポイントです。

内藤 誼人 心理学者、立正大学客員教授、アンギルド代表取締役社長

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ないとう よしひと / Yoshihito Naito

慶応義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビスト。趣味は釣りとガーデニング。著書に『世界最先端の研究が教えるすごい心理学』(総合法令出版)、『いちいち気にしない心が手に入る本』(三笠書房)、『図解 身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』(明日香出版社)など多数。その数は200冊を超える。

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