似た者同士の結婚ほど「うまくいく」は本当なのか 心理学的に見た「結婚相手」の適切な選び方
オンラインの技術を使いこなし、自分で積極的に動かないと結婚できない時代がくる、いや、もうすでにきているのかもしれません。
結婚をするにあたっては、相手を選ぶことがとても大切です。結婚してからできるだけ苦労をしないほうがいいに決まっています。
結婚相手の選定にあたって、心理学的なアドバイスをするとすれば、「できるだけ自分に似ている人」を選ぶといいですよ、ということがいえます。
似た者同士で結婚するのが一番ラクなのです。
これを心理学では「類似性の原理」とか「類似性の法則」と呼んでいます。相手との共通点(類似点)が多くなればなるほど、一緒に生活していても、そんなにストレスを感じないのです。
価値観や文化が大きく異なる「国際結婚」の難しさ
「外国人と結婚したい」という人もいるでしょうが、国際結婚はあまりおススメできません。宗教も違えば、モノの考え方、価値観、文化も大きく違いますので、類似性の原理からすれば真逆の相手と結婚することになります。
オーストラリア国立大学のマティアス・シニングは、8000組の夫婦に、結婚生活の満足度を聞いたところ、最も高かったのは同国人同士での結婚で、最も低かったのは国際結婚の夫婦でした。
日本人にとっては、やはり結婚相手も日本人のほうがうまくいくものと思われます。
国際結婚の場合、文化的な風習や価値観の違いから、ちょっとしたことが気になるようになります。恋愛中にはそういうところが気にならなくとも、結婚するとひどく気になるようになります。そのうち我慢の限界がきて破局、という結果になりやすいのです。
絶対に破局するとはいいませんが、その危険は相当に高いことを覚悟しましょう。
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