予約3年待ち「とだか」も入る五反田新ビルの正体 ゆうぽうと跡地に再開発、星野リゾートも参画

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食後のコーヒー、デザートのお店として試食したのが「Specialty Coffee AMAMERIA」。世界で流通しているうちの5%にも満たないという、こだわり抜いた高品質のコーヒー豆を用いたシングルオリジンのコーヒーを提供。武蔵小山、碑文谷に続く3店舗目として、初めて商業施設に出店するという。

試食したのは「オレンジアメリカーノ」(Rサイズ660円)と、パフェ「ルージュ」(Rサイズ690円)。オレンジアメリカーノはオレンジジュースとコーヒーを合わせたドリンクで、オレンジの香り、酸味、コーヒーの苦味が清涼感をもたらしてくれる。

Specialty Coffee AMAMERIA
Specialty Coffee AMAMERIAのパフェ「ルージュ」Rサイズ690円と「オレンジアメリカーノ」Rサイズ660円(編集部撮影)

パフェは、スペシャルティコーヒーを使ったソフトクリームにベリーフレーバーをふりかけたもの。焙煎で引き出されたコーヒー豆本来のフルーティな味わいが、ベリーのフレーバーと響き合って、大人味のパフェに仕上がっている。コーヒー味のソフトクリームのおいしさに気づかせられた一品だ。

五反田の雑多な魅力を伝えるフードホール

フードホール五反田食堂にはほかに、昭和が香る新宿の名店「アカシア」、駅弁「峠の釜めし 荻野屋食堂」など、セレクトの意図が気になる店舗も。いずれにせよ、入ってみたい店舗ばかりで、五反田の雑多な魅力を伝えるにふさわしいフードホールになったと言えるかもしれない。

五反田と言えば、昔から五反田をよく知る人にとっては飾らない魅力のある街。安くておいしい店が集まるスポットとしても知られている。そして最近では新たな価値づけが行われているようだ。

品川から近く、陸路・空路双方のアクセスの良さ、飲食店の賑わいなどに対し家賃は安いということで、スタートアップ企業が集積。イノベーションの生まれる街「五反田バレー」を目指し、ベンチャー企業から成る協会も設立されている。

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