予約3年待ち「とだか」も入る五反田新ビルの正体 ゆうぽうと跡地に再開発、星野リゾートも参画

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五反田食堂
フードホール「五反田食堂」には洋食、和食、エスニック、中華など11店舗が入る(編集部撮影)

フードホールは「五反田食堂」と銘打ち、地元の名店や五反田初出店の店など11店舗が名を連ねる。注目は、予約待ち3年の超人気店「食堂とだか」の出店だ。五反田では3店舗目となるため、「ここにもとだか」の店名で出店される。

とだかは2015年、五反田で創業。グルメをテーマとする長寿ドラマに取り上げられたことがきっかけで人気に火がついた。2016年に「立ち呑みとだか」、2021年に「虎ノ門とだか」をオープン。常連客が来店したときにその場で1〜2年先の予約をしていくので、予約がなかなか取れない店となっている。

なぜ「とだか」が4店舗目をオープンしたのか

その食堂とだかが、五反田JPビルディングに4店舗目を開店した理由はどのようなことだったのだろうか。店主の戸高雄平氏に聞いた。

「もともと店をどんどん拡大していこうという方針ではない。しかし今回は地元、五反田での出店依頼だったことに心が動いた。五反田を盛り上げられればと思い、出店させていただいた」(戸高氏)

ここにもとだか
「ここにもとだか」で五反田を盛り上げるメンバーたち。中央が戸高雄平氏、左が店長の鳥羽晋介氏(編集部撮影)

また、これまでの店舗でできなかったサービスを提供できることも、新店を出す理由として大きいようだ。

そのサービスの一つがアラカルトメニューだ。食堂とだかも、開店当初はアラカルトメニューの店だったが、今は飲み放題付きのコース料理(1万5400円)のみとなっている。

しかし、戸高氏自身もアラカルトで料理を注文するほうが好きであり、本来は客にも好きなものを注文してもらいたいという思いがあった。そこで新店舗「ここにもとだか」は、アラカルトで注文できる店にしたという。

名物メニューの「ウニ・オン・ザ(イクラ)煮玉子」(800円)や牛ご飯(1500円)をはじめ、同店のみで食べられるオリジナルメニューもそろう。

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