日本人が子どもに「翔」の名をつけたがる理由

社長に「誠」が多いのは偶然ではなかった!

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昭和31~55年の「生まれ年別名前ランキング」。「誠」が18回も1位を獲得している

このデータを調べると、社長の名前ランキングと見事にシンクロしたある現象が起こっていた。なんと社長に最も多い「誠」という名前は、「生まれ年別名前ランキング」でも、昭和32〜53年の22年間に1位を18回も獲得している。

これはつまり、現在30代〜50代の男性で最も多い名前が「誠」ということ。社長が多いと思われるこの年齢層で、いちばん多い名前が「誠」なのだから、社長に「誠」が多いのは、至極当然のことというワケである。「子どもの名前を誠にしよう」と思った方は、一考した方がいいかもしれない。

ランクインした名前にある共通点を発見

ちなみに社長の名前第3位「茂」や第2位「博」も、生まれ年別名前ランキングで1位を獲得したことがある人気の名前だった。

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昭和16~30年の「生まれ年別名前ランキング」。一文字の名前が大半を占めている

と、ここで名前ランキングをさらに見てみると……昭和前半にランクインした名前に、ある共通点があることに気づいた。社長に多い「誠」「茂」「博」をはじめ「隆」「修」「豊」「進」など、ほぼすべてが一文字の名前なのだ。

しかも社長の名前のベスト10もすべて一文字。昭和前半は「男子の名前と言えば一文字」という時代だった。

なぜこんなに一文字の名前ばかりなのだろうか? 10万人以上の名づけ相談を受けた命名研究家の牧野恭仁雄さんによると、そもそも昭和と平成では、名前のつけ方の考え方がまったく違っているという。

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