「バナナの食べ方ひとつ」で"疲れた脳"は回復する 動作を「ゆっくり」にすると、人間関係も変わる
自慈心がないままに他人に関わると、どうしても他人と自分を比較してしまい、卑屈になったり、他人を攻撃したり、他人の評価を気にしたりします。
でも自慈心があれば、自分で自分を肯定でき、他人を思いやる心の余裕も生まれます。
自慈心は、人を優しくするのです。
そんなマインドフルな状態になり、心の余裕を生むための簡単なワークを紹介します。
ナイフとフォークでバナナを食べる
普段何気なくしている所作を、心を込めて丁寧に行うことで、マインドフルな状態に近づいていきます。
では、「心を込めて丁寧に」とは、具体的にどういうことでしょう。
さまざまな考え方がありますが、1番簡単なのは「ゆっくり時間をかける」ということだと思います。
例えば、亀になったつもりで、1つずつの動きを極端に遅くしてみるのです。
指先にまで意識が行き渡り、「今、この瞬間」に身体がどのように動いているのか、感じることができます。
あるいは、いつもはお箸で食べているものを、あえてナイフとフォークをつかう、というのはいかがでしょう。
例えば、バナナといったら普段はまるかじりです。
心を込める間もなく、一瞬で食べ終わってしまうことでしょう。
しかし、ナイフとフォークを渡されたら、そうはいきません。
「どうやって皮を剥いたらいい?」
「フォークで口まで持っていきやすいサイズは?」
などと考えながら食べていると、誰もが丁寧に、スローにならざるをえない、というわけです。
実は、かつて私が通った小学校では、バナナはかぶりつかずに、ナイフとフォークで食べる決まりがありました。
今思えば、マインドフルな食事法を知らないうちに実践していたのかもしれません。
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