サム 契約内容に衝撃はあったけど、ドジャースを選んだことに驚きはなかった。理に適いすぎている選択だから。
ドジャースがこの数年のプレーオフで不甲斐ない結果に終わったのは、大谷を獲得する上では幸いしたかもしれない。いかに大谷を必要としているかを示すことになったから。大谷は必要とされる場で力を発揮するタイプ。
驚いたのは、ドジャースと合意する前に、大谷サイドがエンゼルスのところに行って、ドジャースの提示額に合わせるか、もしくはそれを超える額を提示する気があるかを尋ねたことだね。結局、エンゼルスは断ったけど。
個人的には、エンゼルスに残留する可能性は低いと思っていた。でもエンゼルスが大谷サイドの要望に応えていたら、チャンスはあったかもしれない。
色々な面で、大谷という選手は予想しづらいところがあるのは分かっている。だから、ブルージェイズを選んでいたとしても、驚きはなかったと思う。
ドジャースは、大谷にワールドシリーズ優勝を狙うチャンスを「保証」してくれる。ほかにも大谷がドジャースを選ぶべき理由はいくつもあるけど。契約についても納得がいく。両サイドにとって良い内容だと思う。
野球以外には関心がない?
ディラン 大谷はもっともらうべきだよ。現役中に年200万ドルしか受けとらないのは、低すぎる。お金の価値は時間とともに低下するしね。
文化の違いもあるかもしれない。この国で育ったら、グーグルのような大企業が社会に与える悪影響を目の当たりにする。メディア業界も、そういう大企業にめちゃくちゃにされた。
だから、(アメリカ人選手なら)たとえお金がいらなくても、そういう連中に白紙の小切手を渡すくらいなら、慈善事業にでも寄付しようって気になる。
(ドジャースを所有する投資会社の)グッゲンハイムは、宝くじを当てたみたいな気になったんだろうな。そして、それで得た金を、1週間に一度以上投げたことのない小さな投手(山本由伸)や、健康でいられたことのない投手(タイラー・グラスノー)に無鉄砲につぎ込んだ。
通常なら彼らが絶対にやらないことだけど、自分たちの金じゃないとなった途端に、「とことん使うぞ」ってなった。
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